

今回はスローアウェイドリルについて考えてみます。
基本的に前加工の工具ですからそれ程気をつかうドリルではありません。
メリット
・チップ交換のみで簡単
・加工面の形状もさほど気にせず穴あけできる
・内部給油であればどの被削材でも加工できる
・偏心スリーブ使用で簡単に径調整できる(例φ30半径方向+1.1)
等まだたくさんあります。
デメリット
・ソリッドに対し切刃が1枚なので切削条件を上げる必要がある
・加工面がソリッドと比較して劣る等
各メーカー努力してφ12~φ60前後までラインナップしています。
量産、小ロッド共に使いやすいドリルと思います。
メーカー別の違い
・中心刃/外周刃→同一チップ
初期購入のみ10個で安価なイメージがありますが切削条件に制限があるため
長く使用すると安いものではなくなります。
・中心刃/外周刃→専用チップ
初期購入は20個購入する必要があり負担にはなります。
数か月で価格は逆転します。
*わかると思いますがドリルは中心に近い部分から食いつく方が先端の振動やブレが
少なくなります。そのためには専用設計チップが理想的です。
また外周の切削速度250m/minであるのに対し中心部は0m/minとなります。
これを同一チップで加工するには少し無理があります。
中心刃に合わせてPVDコーティングにすると外周刃の寿命が悪くなります。
逆にCVDコーティングにすると中心刃は欠損します。
結果1年使用すると大きな差となります。
補足
芯の振れは0.03以下が理想です
内部給油必須
切削油量の目安 φ20→15L~18L/分 φ30→20L~23L/分